10月 30, 2008
Master_BossAdmin

遊び=ゲーム

今回はかなり難しいテーマの話。
私も一応企業の代表なのでたまには。
という訳で今回のテーマは金融不安。
その中でも株価の下落と円高。
とはいっても私なりの解釈なので自由に書きます。
まずは株価。
私は株への投資をしていないので、
(できるだけのお金がありません。
会社への投資で精一杯です)もうやだ〜(悲しい顔)
直接損害は受けていませんが、
徐々に実体経済が悪くなり、遠回りに影響が出てきています。
困ったものです。ふらふら
先を見たときどうしても暗くなります。
でもここで考えます。
企業の本質とは?資本主義とは?
私が考える企業の本質はいつかブログでUPしますので
今回は資本主義について。
確かに株に投資して、その還元を受ける。
このシステムは資本主義経済では当たり前のことですが、
前から不思議に思うことがあります。
会社が一生懸命がんばり成果を残し、結果株が上場するほどの
企業に成長する。すると、投資家から資金を集めやすくなり、
より事業を拡大または投資ができ、その結果
また株価が上昇し投資家はその差益で利潤を得る。
(今回のようにリスクもありますが)
この仕組みはよくできていて良いのですが、
子供の頃親に教えられたことと違います。
『汗水を出して真面目に働き、その成果として報酬を得る。
それができない人は人間としてだめになるから、忘れないように』

皆さんはそんなことを言われた記憶はありませんか?
どうも資本主義のそれとは違う気がします。
世の中、知能(知識?)優先で世の中廻っているように
思えてなりません。
農家の人、漁業を営む人、小さな町工場等、第1次産業を中心とした
生業の多くの人が、物をつくり、その後ろで多種多様な
サービスをして、その人たちよりもはるかに多くの
対価を得ているのが現状。
サービスと言う価値が、汗水出して物を生産している人よりも
多くのもの(お金とは言いません)を得るのが正しいのでしょうか?
サービス業と言うものは第1次産業よりも後からできた
産業であり、今では不可欠ですが、後からできたため
その価値を過去にとらわれずに決めることができるから
結果、第1次産業の人たちよりも
多くの対価を得ることができるのではないでしょうか。
では投資家は?
投資家がいるから資本主義が成り立っているのか?
私は、そうではないように思えてなりません。
つまり、己の労働力を商品化し、生産をする労働者の存在があるから
資本主義が成り立ち、その恩恵で投資家も成り立つ。
原点はそこにあるんだと思っています。
卵が先か、鶏が先かと言う場合で話をしたら
今回の話は、間違いなく卵が先。
投資家が悪いとは思いませんが、今回の金融不安は
マネーゲームが行き過ぎた報いのような気がしてなりません。
半年ぐらい前にある本で読みましたが、アメリカ的資本主義の崩壊。
これからは日本的資本主義の始まりと。
日本もかなりアメリカ的になっていますが、
まだまだ私より上の多くの諸先輩が生きている。
その人たちの、またその人たちの諸先輩の教えを、
今一度思い出し、勉強し日本人のよさを再認識し、
日本的資本主義を創りたいものです。
最後にこれも親によく言われました。
『お金で遊ぶな』
つまり
遊び=ゲーム(マネーゲーム)
と言うわけです。
難しいテーマで申し訳ありません。
でも納得できないので少し愚痴をこめて書かせていただきました。
ご容赦ください。

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